PYNTORI’s diary

マトハズシのイグノーベル

Previse

Tokyo Tower_2

本日、新元号が4月1日月曜日に発表されるとなり、
もう候補は出揃っているかと思いますが
 
自分としては平成の次の年号は
「有永(ゆうえい)」
「永友(えいゆう)」
は如何かなと思います
 
今思いついたので予知メモを。
追加で「永明(えいめい)」
「永新(えいしん)」
光永(こうえい)」
 

Bathroom

 

風呂に入ってる時にフト思ったことですが、一人暮らしだと、お風呂はシャワーだけで済ます人も少なくないはず。とにかくお風呂はチャチャッと済ませたい人用の新しいバスルームがあってもいいのではないか。

 

Hot Tub

 

例えば夢の全自動バスルーム♡

電話ボックスサイズで入る前に洗濯機と同じ要領でコースを選択。天井と側面壁からシャワー。最後は乾燥までしてくれます。コースはミスト・ふつう・ハード・トルネードから選べ、シャンプーなどは専用ノズルから自動噴射されます。

 

これは本当に最高です。まずバススペースが小さくなることで利用できるスペースが広くなります。また乾かしてくれるのでタオルで拭く手間が無くなり洗濯物も減ります。マジ最高です。※要耳栓

 

もっと未来的だとアーチ状バスルーム♡

空港の金属探知機みたいな感じで、裸で通り抜けるだけで洗えちゃう代物。一歩半でシャンプーとボディーソープで洗浄。もう半歩でコンディショナー噴射。次の一歩で全て洗い流し乾燥させる。この間約1.5秒の早業。※要耳栓

 

ここまで行くのは自分の孫世代かもしれませんが、いつか実現してほしい。

 

バスタブももう形に拘る必要もないかもしれません。

確かに横になった方がリラックスできますが、スタンディングタイプの湯船があってもいい気がします。お湯の量も減り省エネだし。

 

ただ今思うのはあ~やっぱ温泉行きテェっていう希望と

だが取り敢えず明日は銭湯かという現実

ポン

 

   

RainMaker


Gathering Snowstorm


雨男裁判

 

ここは20XX年
科学の進歩により迷信といわれる類のものが
ほとんど解明されてしまった日本

 

金縛りや神隠しは実際にある、
UFOは地球に来ているし
宇宙人は既に地球に住んでいる
幽霊はいる、妖怪はいない、
ツチノコはいない
河童は藻で覆われた落武者だった
魔女はいない、ドラゴンもいない、
タイムトラベラーはいたなどなど、、
オカルトという言葉自体が
死語になりつつある時代

 

雨男についても遺伝や体質により
天候に影響を及ぼすことが解明され
国際的な「レインメーカー」の指標を基に
日本人も選別が進められていた

 

レインメーカー」とは雨を降らせる
一種の超能力者のことで最高レベルになると
国の管理下に置かれ行動に制限が設けられる

 

また干ばつ期には協力を強いられる場合もあるが
レベル2までは一定の規則を守ることで
普通の生活を送ることができる

 


レインメーカーの国際指標 

 

レベル1(立入禁止区域・行動制限なし)
1時間に1mm以下の小雨を降らせる、雨雲に対しての影響はほとんどない
外出制限はなし。但し能力の高まりを少しでも感じた場合は速やかに関連機関に申告することを義務付ける

 

レベル2(立入禁止区域あり・制限あり)
1時間に30mm程度の強い雨を降らせ、雨雲を刺激する危険がある
原則、土日祝日に人が集まる場所(屋外)へは立入禁止。但し雨が確実に降らないと判断できる場合とやむを得ない事情がある場合はリアルタイムに居場所を申告することで立入禁止は免除される
野球観戦で説明すると雲行が怪しい休日に東京ドームには行けるが横浜スタジアムには応援に行けない

 

レベル3(立入禁止区域あり・制限あり)
1時間に80mm程度の猛烈な雨を降らせ、雨雲を発達させる危険がある
レベル2の制限に屋内を加え、干ばつ期の降雨のボランティア(協力)を義務付ける、拒否はほぼ出来ない

 

レベル4(立入禁止区域あり・制限あり)
1時間に150mm程度の大雨警報級の雨を降らせ、雨雲を停滞させ通常よりも降雨時間を延ばす危険がある
レベル3の制限と協力に加え、山間部と水害の起こりやすい地域への立入禁止

 

レベル5(立入禁止区域あり・制限あり)
1時間に200mm以上の暴風雨を起こし、竜巻や大雨災害を引き起こす危険がある
レベル4の制限と協力に加え、台風などの進路に影響を与えたり、被害を深刻化させる危険があるため台風上陸前より特別隔離施設で待機、また耳の裏にGPSが埋め込まれ24時間監視対象となる

 

最高レベル(立入禁止区域あり・制限あり)
意識の有無に関係なく晴れた日に雨雲を発生させ、また雨雲を呼び寄せる超能力者
レベル5の制限に加え、日本国内から強制退去、孤島にて隔離

特例として同レベルのメインメーカーとサニーメーカー(晴男・晴女=サニーメーカー)が行動を共にする場合は能力が相殺されるため全レベルで制限を解除することができる

 


そして、日本で初の雨男「R」の裁判が始まった

 

罪状は立入禁止区域への侵入で
水害を招いたにも拘らず立ち去ったとする
「降り逃げ」の罪だった

 

重罪とされ懲役にすると約20年が妥当と言われ、殺人よりも重い刑となる

 

Rは28歳独身の会社員
レインメーカーレベル2としての
自覚は当然していたが、
平日は会社と家の往復
休日は自宅で過ごし
不要な外出はしないように
心掛けていた
というよりも元々そういう
ライフスタイルだった

 

またレベル2までは周りにも
チラホラ居たこともあり
過度には気にもしていなかった
むしろ話のネタにすることで
ステータスを感じていた

 

事件発生当日は日本全域で雨が降っていた

 

低レベルのレインメーカーとしては
罪悪感を感じない日だった
また、最近買った自転車を走らせるチャンス
Rは少し迷ったが、昼過ぎに雨の中20キロ離れた隣街の
大型ショッピングモールに出掛けることにした
北海道物産展が開催中でどうしても行きたかった

 

道中、山の麓付近でゲリラ豪雨に遭い
視界が悪くなったため
20分程軒先きで雨宿りはしたものの
無事買い物を済ますことができ
行きとは別のルートで19時頃帰宅
買ってきた物産展の酒やつまみを
食べながら借りてきていた
DVDを見て寝落ちした

 

翌日のニュースで
自分が雨宿りした山の麓で土砂崩れが発生し
橋が崩壊、さらに降り続けた大雨で河川が氾濫
人的にも家屋にも地域にも甚大な被害を
もたらしたことを知り青ざめた

 

原因究明が急がれる中
現場付近の防犯カメラに映ったRを発見
事故発生から1週間後の早朝、自宅前で逮捕された

 

連日A級ネタとしてトップニュースで扱われ
久々の休日の外出でウキウキしていた顔が
したたかな愉快犯的な表情だったと
置き換えられメディアやネットを中心に誹謗中傷をされ散々叩かれた

 

また過去に遡りあることないこと噂され

実家や兄弟まで被害を受けていた

 

公判でRは涙ながらに無実を訴えた
レインメーカーは個人の能力としては
あまりに無意識で確率も100%ではない
被害を知ったのも翌日で降り逃げの
意識もなく故意ではない」

 

また6段階評価でレベル2と判断されたことで
上のレベルよりまだ自由だしマシだと楽観視し
逆に気にしなくなりつつあったことと
どうせ雨が降ってるなら出かけていもいだろうという
気の緩みを深く反省した

 

弁護人は
Rのレベルを自発的に2つ上げること
晴女を彼女とすること
晴男の友達をつくること
干ばつの際には必ず協力をすること
この4つをRに生涯課すことを約束し
情状酌量と無罪を訴えた

 

判決は裁判長の叱責と
Rの主張を全否定することから始まり
裁判員からも同様の罵倒を受けたが
充分反省していること
社会的制裁を既に受けたこと
被害を受けた地域の自治体や被害者と
示談が成立(RM保険により救済)
していることを理由にギリギリ無罪となった

※RM保険とはレインメーカー専用のスイスの保険会社

 

まるで雨男に対し見せしめかのような形に

終始したこの裁判は世界中で話題となり
人権団体による抗議活動も各地で行われ

低レベルレインメーカー

東京裁判所へ集結、東京は100日間雨が降り続けビショビショになり暴動が起きるなどの社会現象も発生した

 

またレインメーカーの認知度も一気に高まり
雨の少ない地域からのオファーが殺到し

ビジネス化したが
隣接する地域で干ばつ被害が出たため
前述の東京100日の雨暴動のこともありレインメーカー同じ場所に集団で集まることが禁じられるなどの
追加処置がとられまた世界中を騒がせた

 

その後Rは普段の生活を取り戻し
サニーメーカーの妻と2児の父となり
平穏な毎日を過ごしている

 

統計的に晴女と雨男の子供は中立タイプとなるが、

国からの監視対象からは生涯外れない

 

おわり

 

 

感想


私自身はどちらでもない中立タイプで
どちらかに影響を受けやすい側だと思いますが
実際にアメリカでは裁判になっていたり
ウェザーニュースの記事にも
雨男・雨女はなっていたりするので
いつか日本でもこのような裁判が
本当に行われるかもしれません、
特別私は天気は気にしませんが

地元の友達の結婚式が何故かいつも雨なのは気になります

 

      

Barber

Barber shop

 

やっぱりもう床屋に変えるべきだったんだ

 

どうしても髪が切りたくなった月曜日、

通りすがりの床屋へ行ってそう確信してしまった

 

年齢的な性質からか

単純に床屋のサービスに大満足したからだ

今の自分には美容院より理髪店の方が

合っている

 

三十路になり髪型も固定化され

髪型にファッション性を求めなくなった

美容院に行っても「前と同じで」と繰り返し

予約して行くのも結構面倒いと感じ続けていた

 

そんな気持ちだからこそ行けた床屋

中学以来だから20年振りだったかも

 

店先には青赤白の看板が回り

理容師は自分と同じ歳位のエプロン姿の男性

店内は混み合ってなくてすぐ通され

即シャンプー(夏用の冷んやりシャンプー)

「さっぱりしたい」というオーダーに

こんな感じ?と雑誌を見てパパッと共有

世間話を交わしながらカットすること20分


ここからが大満足サービスの始まりでした


①フサフサの太筆でクリーム状のあったかい泡をモミアゲからエリアシへと弧を描きヌリヌリ

⤴︎これが気持ちいい!

床屋に行ってた時の感覚を思い出す

シュッシュッとカミソリで剃り整えられ

その後、顔もヌリヌリシュッシュッ

⤴︎鼻毛もカット

この時点で既にサッパリ感で満たされます

 

②続いてマッサージ機で脳天から首・肩

背中とほぐされる

⤴︎ハンディタイプの珍しい型。

廃盤らしいがかなりの名器。家にも欲しい

 

③それから耳かき

④仕上げにサッパリトニックで頭皮マッサージ

⑤最後にドライヤー

 

時間にして40分程で4000円税抜き

 

この満足感は久し振り

もう次からは床屋に行くしかない


三十路は行っ床屋〜!

 

 

      

Currency

特別通貨法案

政治家の円取引を禁止する法案

 

M~ Sun0806- Riot

 

背景

度重なる政治家の汚職事件で国会が停滞し、世論の信頼を失っていた。そんな中、元アナウンサーの評論家が政治と金の問題を解決する策として『政治家にキャッシュを「持たせない・使わせない・触れさせない」の三原則』を提唱。地に落ちたイメージを払拭し信頼を回復させる名案として注目を浴びた。反論した議員はマスコミの餌食となり、その内容が様々なメディアで取り上げられたことでさらに浸透をしていった。国会前では数千人規模の提唱賛成派と警察が揉み合いとなり、多くの負傷者と死亡者を出した。一連の報道に対し無視をし続けていた政府だったが、この事件が決定的となり、もう自分の首を絞めなければ事態の収束と信頼回復は望めないと判断。政府が公約作成を率先し法案の早期成立を目指した

 

要綱

・提唱に基づき政治家の円の使用を禁止
・政治家の3親等までと関係者にも法案を適用
・政治家専用の代替通貨を『枚』とする

・枚は仮想通貨で専用のカードで決済できる
・使用履歴はリアルタイムでウェブ公開
・枚に両替できるのは政治家のみで円のみ
・チャージ額の上限はなし、相場は円と同じ

・議員報酬は全て枚で支給される
・関係者以外で枚を使用することはできない

 

理由
・国会の正常運営
・政治家の資質向上

 

行動
・選挙期間中は財務省管轄にて枚に両替が可能
・当選後の猶予期間に資産等を全て整理整頓
・民間の信販会社と提携し端末の共有
・親となる政治家以外には子カードを配布する
・子カードの枚数制限はない、1人一枚限り

 

結果
制定から1年後の衆議院選挙で、各地で不正が発覚。訴追される議員が相次ぐ。また政治家個人以外の履歴までも公開されたことでプライバシーの侵害、割り勘ができないから飲み会に参加できないなどの問題が発生。さらに締め付けたことで親しい友人等との間で裏金作りや癒着にも拍車がかかった。国会内では廃止派とアップデート派が入り乱れ更なる混乱を招く結果となったが、世論は法案自体に問題はないという姿勢は崩さなかった

 

感想
やはり無理がある気がする。政治家の周辺にいる官僚や有識者など、キャッシュの流れをどこで切るかが相当難しい。やれたとしてもシステムの構築などに時間と費用がかかりすぎる気もする。また立候補のハードルを上げてしまうことで世襲や親族だらけになってしまう可能性も、、却下

 

    

Yamahachi

f:id:PYNTORI:20160915234222p:plain

 

ここは愛知県の中心に位置する豊田市藤岡地区

豊田市瀬戸市をまたぐ標高約630mの猿投山の麓

 

春には山桜が咲き、夏の夜空は天然のプラネタリウム

秋には紅や黄色で色づき、年に数回雪が降る

 

四季を通して安定した気候と

河川の水源ともなっている猿投山からの恵みを受け

私たち山八はここでお米を中心に作物を育てています

 

多くの人たちと小さな喜びを共有しながら

きっとこれからも生まれ育ったこの土地で

ここに住む人たちに支えられ営み続けていきます

 

豊田市深見町で農業を営む「山八」

麓で営む私たちに恵みを与えてくれている猿投山。

その恩恵を八の字のように裾野を広げ、

境界線のその先へまた次の世代へと

無限に伝え続けたい。

これが私たちの気概です。

 

      

 

 

Homecoming

この連休を利用して実家に帰省しようと思います。とよく聞こえてくるシーズン。私もその内のひとりです。会社の上司にはそう伝えました

http://www.flickr.com/photos/20697369@N00/30620359

photo by buck82

 

帰省を辞書で調べると、故郷に帰ること、また父母を見舞うこととあります

 

私の場合ひとり暮らしをしていて、実家へは車でも電車でも約1時間の25km圏内。果たしてこの短い距離を帰省と言っていいのか?確か先月も帰ってるし、県もまたがないし、大型連休の時だけ大袈裟すぎやしないか?しかも故郷なんて言える山や海もない普通の住宅街だしなー、、と疑問に感じ帰省という言葉の使い方について考えてみます

 

今は携帯電話の普及で両親の安否はいつどこにいても確認をすることができますので、やはり距離感を主な定義として使い分けるとしっくり来ると考えます

 

例えば以下の3点何れかに当てはまる場合は帰省となる

新幹線飛行機を使う

2 片道2時間以上

半年以上帰っていない

 

当てはまらない場合は以下に改め、帰省とは差別化する

帰省だと大袈裟な感じがする人は、小帰省

帰省しても日帰りできる距離なら、やや帰省

帰省しても滞在時間が短い、ちょっくら帰省

気軽な感じをカタカナで軽く、リリターン

 

んー、でもそもそもこう考えるのは、理想の帰省都会から故郷(田舎)へ帰るもの。しかもその故郷は自然豊かな日本の原風景が理想的この変な固定観念からの違和感が原因です。また、整理していく内にこれはただのないものねだりな気もしてきました。

ここで思い出したのが武田鉄矢海援隊の「残っている故郷があるとすれば、それはお母さん、あなた自身です」という歌詞(海援隊/母に捧げるバラード)。つまり

場所距離なんて関係ない、故郷とはなんだ

と考えにいま改めました。なので

 

特例

父母はもちろん甥や姪・おじいちゃんやおばあちゃん、兄弟、親戚、地元の友人に会うため実家に帰る場合は帰省となる

 

これですっきり。明日私は帰省します。

 

Steak

私のあさくま愛。

連休は地元に帰りのんびり楽しんだ方も多いかと思いますが、私はあさくまに行くことだけを楽しみに帰省しました。

 

http://www.flickr.com/photos/56044438@N00/4675632869

photo by Pedro Moura Pinheiro

 

あさくまとはステーキのあさくま。1948年創業、名古屋市天白区に本社を構え、現在は全国に46店舗以上展開。

私が決まって注文するのは学生ステーキ。お腹が減っている時はおかわりも頂きます。ダブルも登場。とろとろで昔ながらのコーンスープと一味違うコクのあるドレッシングで食欲を掻き立てるサラダ、おかわり自由のライスのディナーセットも魅力的です。またサラダバーも充実していて、カレーもライスもスープも食べ放題。※店舗によってスタイルは異なります。

この学生ステーキとの出会いは小学生の時。当時の味が忘れられず20歳前に再来店。変わらない味に感動し、月1ペースで通い始め今に至ります(現在は年4回のリピーター)。※学生ステーキは学生じゃなくても注文できます。

あさくまの創業者がお金のない学生にもステーキを食べさせたいと考案した、もはやステーキを超えたハンバーグです。※見た目はハンバーグには見えません

あさくまが好き過ぎて愛知県内の店舗はほとんど食べ比べしましたが、やはり地元で馴染みのある分、私は刈谷が一番好きです。お店の雰囲気も含め最高です。もちろん本格的なステーキもお肉に合うワインも楽しめます。

シルバーウィークも必ず行きますよ。

ご馳走様でした。

 

       

 

Bill

一円玉・五円玉の廃銭法案

廃銭とは既存の紙幣や硬貨を廃止することである。

 

http://www.flickr.com/photos/41604911@N08/5388374163

photo by Chris JL

 

背景

某百貨店のショップで、ある紳士が600006円の会計をしてしまったことが事の発端。紳士は現金派だが財布に硬貨はない。あるわけがない。釣銭はそのままチップとするか募金箱や賽銭箱におさめる習慣があり、丁度その時も百貨店1階のコンビニエンスストアでタバコを買って、募金をしてきたばかりだった。紳士は「6円くらいいいでしょう」と薄笑いで会計を進めようとしたが、店員が断ると持っていたステッキを床に強く叩きつけ激昂。601000円を支払い立ち去った。この事態を重く見た現金派の紳士グループが決起。自販機にすら入らない硬貨の廃銭を提案。ちょうど税収アップを画策していた政府与党の後楯も得て法案成立を目指した。

 

要綱

・一円玉と五円玉を全て回収する
・消費税を10パーセントまで引き上げる
・消費者取引での一の位の請求を禁止する

・企業間取引では一の位以降も数値上は残るが現金化はできない

 

理由
・キャッシュレス化の促進
・店頭の会計時間の短縮
・計算処理の効率化
・財布の軽量化
・硬貨製造コスト削減

 

行動
・銀行が回収作業を行う
・一の位の価格表示は消費税込みで0とする
・消費増税による家計負担軽減と回収期間短縮のため両替キャンペーンを実施する

 

結果
賽銭箱にご縁が入れられないとお寺・神社関係者の反感を買う。廃銭法案にまるでオマケのように消費増税を付け加えたことが世論に不快感を与えた。金融界や経済界からの支援も弱くある大臣の「そもそも2パーセント上がるだけなんだからそこまで騒ぐ必要がない、消費増税なんかより廃銭によるメリットにもっと目を向けるべき」という発言がダメ押しとなり、世論が優勢となった。最終的に紳士グループの現金派がカード派に吸収されるかたちで鎮火。法案成立を断念し廃案となった。

 

感想
自分なりの妄想シミュレーションはしてみたものの現実味がなく実現は厳しそうですね。消費税が10パーセントになれば自然に消えていく硬貨なのものかもしれません。ただ一円玉と五円玉がなくなると消費税も十の位で上がっていく危惧がある反面、税率アップの抑止にもなるという期待もなきにしもあらず。現状は勝手にキャッシュレスしていくしか方法は無さそうです…